STAMP/STPAセミナー
STAMP/STPAセミナー
故障率をベースとした信頼性の考え方が通用しない時代の安全性分析手法
故障率をベースとした信頼性の考え方が通用しない時代の安全性分析手法
STAMP/STPAは、マサチューセッツ工科大学のNancy G Leveson教授が提唱している、複数のシステム構成要素が介在する複雑なシステムに対するまったく新しい安全性解析手法です。
従来から存在するFTA(Fault Tree Analysis)やFMEA(Failure Mode and Effect Analysis)などの分析手法が確立したのは40~65年前であり、アクシデントは機器の故障やオペレーションミスに起因するとしてきました。
これらの分析手法は複数のシステムが互いに複雑な関係を持つSoS(System of Systems)が拡大する現代においては限界があります。
STAMP/STPAは、複数のシステム構成要素が介在する複雑なシステムに対する安全解析の方法論として、航空宇宙分野や自動車分野や、広く社会インフラ分野への適用が始まっています。
本セミナーでは、STAMP/STPAの全体像と共に、事例を使った具体的な分析手順を解説します。
こんなお悩み・ご要望はありませんか?
- 社内研修としてシステムの安全性の考え方を学びたい
- 経験・知見が豊富なベテランが大量に現場を離れ、レビューによる障害シナリオの抽出が困難
- STAMP/STPAの導入書を参照しながら分析の手順を一通り学習したにも関わらず技術者が容易に分析できない
お任せください
STAMP/STPAの知見・経験が少ない設計者が、自律的に分析を実施し障害シナリオを効果的に抽出できるよう、講義と演習を組み合わせたプログラムで分かりやすくポイントを解説します。
是非この機会に「システム指向の新しい安全性解析手法」を身につけてはいかがでしょうか。
この研修を受講後、お客様の実際のテーマに合わせたワークショップの開催も可能です。
研修内容
安全解析手法として注目されているSTAMP/STPAの考え方が理解でき、演習で分析の体験ができる基礎講座となっています。
STAMP/STPAが生まれた背景や概要を解説した後、経験のない受講者にも理解できるよう工夫した弊社オリジナルのテーマで実際に分析を行うことで、基本的な分析の手順を理解しながら学べます。
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オンサイト(講師派遣型) |
オンライン(ウェビナー型) |
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受講人数 |
8名~20名 |
8名~20名 |
日数 |
半日(4.0H) |
半日(4.0H) |
会場 |
貴社事業所等ご指定の場所 |
オンライン会議システム (Teams) |
テキスト使用料 |
基本料金に含みます(電子ファイルで提供) |
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内容 |
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備考 |
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選ばれる3つの理由
- 効率的な基礎学習
効率的・短時間で新しい安全解析手法「STAMP/STPA」の考え方を学習できます。
- 実践経験のある講師によるセミナー
STAMP/STPAの実践経験がある講師だからこそできる、ポイントを分かりやすく解説します。
- 旧来の分析手法や制御システムの知識は必要ありません
既存の安全性分析手法や制御システムの知識を前提とした内容ではありません。幅広い業種・分野の社内研修にもご活用いただけます。
受講者の声
- 短時間で一通りの工程を体験するには最適。
- 実体験を基に論文に記載されていない内容まで説明があり分かりやすかった。
- 演習時には適切なアドバイスがあり理解が深まった。
- STAMP/STPAのガイドブックを読んでわからなくて詰まったのが、ようやく全体を理解できた。
- 人間系を含めて考えることで、製品の価値を高められる。(もともとの要求になかった事の改善点が見い出せる)
ワークショップの開催も可能です!
STAMP/STPAについてより実践的な理解を深めたい場合は、ワークショップもご検討ください。 貴社向けに事例などをカスタマイズして、より実務に即したトレーニングを行うことができます。
※STAMP/STPAとは
複雑化したシステムの安全性分析に対応するために、2012年に提唱された新しい分析手法です。
すでに、欧米ではプラントや宇宙航空分野などで有効性が実証され、幅広い分野で活用が進展しています。
- STAMP(System-Theoretic Accident Model and Process)
マサチューセッツ工科大学のLeveson教授が提唱しているシステム理論に基づいた事故モデル。
システムを構成する一つ一つの要素ではなく、システム全体の制御のやり取りに着目してモデル化することが特徴。
- STPA(STAMP based Process Analysis)
STAMPを基にした安全解析手法。