化学分析による精密分析
化学分析による精密分析
IEC 62321に適合した分析が実施可能です。
めっき膜中のPb、Cdの分析もお任せください。
ICP-MSによる精密分析
ICP-AES、ICP-MSは、液体試料の成分元素を高感度・高精度で分析できる装置です。金属・ガラス・セラミック・紙・繊維・洗浄加工水・工業排水などの主成分元素・副成分元素・微量成分元素を、高感度・高精度で定性・定量することができます。特に、微量元素の分析に有効です。
原材料や部品を湿式分解によって全溶解して、ICP分析により、カドミウム、鉛、水銀、全クロムの含有量を微量でも精密に定量分析します。
ニッケル、すずめっき膜中の有害物質の精密分析
めっき膜中に規制有害物質が添加されているかを、めっき膜を分離することで母材の影響を最小限にして測定します。
測定の例
EUのRoHS指令等による環境負荷物質の含有分析においては「均質物質」の原則に基づき,部位ごとの含有量データが求められています。すなわち『めっき膜のみを測定』しなければなりません。
ニッケルめっき
ニッケルめっきは、鉛,カドミウムの含有可能性が高いにもかかわらず母材との分離が難しく、めっき膜のみの濃度測定が困難でした。特に母材が快削鋼(3500ppmまで添加OK)、黄銅(40000ppmまで添加OK)の場合には、母材の混入を避けめっきのみを測定しないと、誤差が大きくなります。
はんだめっき
はんだめっきは、鉛フリーと称していても、すずの不純物として鉛をある程度含有しており、濃度確認,管理が必要です。 さらに、従来の鉛含有はんだめっき品が誤って納入される危険もあります。
吸光光度計によるによる精密分析
抽出した測定溶液に試薬(ジフェニルカルバジド発色液)を添加して発色させ、吸光度を測定して、六価クロムを定量分析します。
GC-MSによる精密分析
原材料や部品を溶媒抽出処理し、GC-MS分析により、臭素系難燃剤(PBB および PBDE)を定性・定量分析します。
報告書例
報告書の一部になります。詳細につきましてはお問い合わせください。