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環境調査・腐食環境診断 >> 腐食環境診断・対策 >> 腐食環境原因調査

LEVEL 3 原因調査

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 原因調査

腐食すると、なぜトラブルとなるの?
腐食材料・部品を分析致します。

大気中の腐食性ガスは電気設備の大敵です

温泉、火山、ごみ、ヘドロから発生した硫化水素ガスが侵入すると、プリント基板の配線やコネクタの接点を腐食させトラブルを招きます。

プリント基板の配線の腐食

 

金属の腐食でお困りではありませんか?

腐食トラブルには

トラブルに至るメカニズムは様々(導通不良・短絡、不明なものも・・・)です。往々にして不良が再現しない(トラブルに気づかないことも・・・)などの特徴があり、故障原因の特定は困難。
しかし、故障の症状から故障部位である材料や部品を推定し、対象を分析することによってトラブルの原因を突き止めることが可能です。

当社では、富士通株式会社での長年の腐食環境診断と故障解析の経験によって培われた分析技術・ノウハウを元に、故障と腐食の因果関係を調査致します。

銀配線の腐食   

配線表面の腐食剥離

 

例1:銀配線の腐食

トラブルの生じた電子機器の基板配線表面を電子顕微鏡で観察したところ、銀配線部分に花のような結晶が成長している様子が確認されました。(写真左)

この結晶部分の断面を元素分析したところ、結晶が腐食生成物の硫化銀であること、結晶の真下で銀配線が細くなっていることがわかりました。(写真右)
分析の結果、このトラブルは腐食による配線の導通不良が原因と推定できました。

銀配線の腐食

例2:配線表面の腐食剥離

配線表面の腐食剥離

トラブルの生じた電子機器の導線表面を電子顕微鏡で観察したところ、導線表面が一部剥離している様子が確認されました。(写真左)

この剥離部分の断面をTEMを用いて分析したところ、銀で被覆されているはずの銅が腐食し、硫化銅として銀表面に析出していました(クリープ腐食)。(写真右)
分析の結果、このトラブルは腐食生成物が剥離して短絡の原因になったと推定できました。

 

 お客様の目的に沿った腐食環境診断レベルをお選びください

LEVEL 1 簡易調査

『エコチェッカII』は当社が開発・製造・販売しています!低価格で診断手順も簡便。多点調査による腐食性物質のスクリーニングなどの簡易調査が可能。

LEVEL1

LEVEL 2 精密調査

屋内大気の腐食診断、窒素系腐食性物質の調査、塩分調査など。お客様の課題に対して最適な腐食対策サービスの組み合わせをご提案。

LEVEL 3 原因調査

腐食すると、なぜトラブルとなるの?
適切な材料分析手法、電子部品の故障解析手法を組み合わせ、腐食トラブルの原因を究明。

LEVEL3

LEVEL 4 対策・再発防止

エコチェッカ II, QCM腐食センサーなどによって腐食性物質の発生源・分布の推定結果をもとに、様々な環境対策・効果確認の継続監視サービスをご提案。

LEVEL4

 

 

 電機・電子機器の特殊環境試験サービス

製品は環境変化や異常気象に十分耐えうる設計になっていますか?製品開発段階で『特殊環境』(想定外環境)での耐環境性を把握してくことが必要不可欠です。

 

ガス腐食試験

温泉水の蒸気や火山性のガスは、硫黄など機器を腐食させる成分が含まれている場合があります。
当社所有の設備では、H2S、SO2、NO2、Cl2の4種類の腐食性ガスの単独または混合雰囲気での試験が行えます。大気中の腐食性ガスによる電子部品の耐腐食性試験が実施可能です。

もっと詳しく

 

塩水噴霧複合サイクル試験

要求の多い、塩水噴霧をベースとした乾燥・湿潤のサイクル試験に準拠した試験場は少ないのが現状です。当社ではJASO M609,M610に沿う複合サイクル試験を受託致します。

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