温湿度試験

試験概略
製品の信頼性を支える温湿度試験ソリューション
激しい温湿度変化は、電子機器の接合部や材料に大きな負荷を与えます。弊社の温湿度試験サービスでは、高温・低温のサイクル負荷により「壊れないこと」の証明だけでなく、「いつ、どのように壊れるか」**を可視化します。
【対応範囲】
- 開発段階: 構成材料の選定や、設計の妥当性確認。
- 品質保証: 寿命予測試験による長期信頼性の担保。
- 不具合対策: 故障メカニズムの特定と再発防止策の検証。
豊富な設備キャパシティを活かし、待ち時間のないスムーズな試験実施をお約束します。試験条件にお悩みの場合も、まずはお気軽にお問合せください。
用途事例
動作確認・安全性確認の評価
製品が仕様通りの性能を維持できるか、また異常環境下で危険な挙動をしないかを検証します。
- 結露耐性試験: 急激な温湿度変化による結露が発生した際、回路のショートや誤動作(リーク電流の増大)が起きないかの確認。
- 高温高湿動作試験(THB: Temperature Humidity Bias): 実際に電圧を印加した状態で、水分による腐食やイオンマイグレーションが発生し、回路が停止しないかを評価。
- 保護機能の検証: 高温下でパワー半導体などが熱暴走を起こす前に、正しく安全装置(シャットダウン機能)が作動するかをテスト。
耐性確認・寿命予測(信頼性試験)
長期間の使用に耐えうるか、加速試験を用いて将来の故障リスクを予測します。
- 加速寿命試験(HAST: Highly Accelerated Stress Test): 100°C以上の高温かつ高気圧(飽和水蒸気)環境下で、湿気の浸入を強制的に早め、数年分の劣化を数百時間で再現。
- 吸湿・リフロー耐性(MSL評価): 半導体パッケージが湿気を吸った状態で、はんだ付け(リフロー)時の熱に耐えられるか(クラックや剥離が起きないか)を判定。
- 封止樹脂の防湿性能評価: 材料レベルで水分子の透過率(WVTR)を測定し、内部チップを保護する封止材やアンダーフィル材の耐用年数を算出。
初期・経過故障原因特定(故障解析)
なぜ壊れたのか、あるいはなぜ劣化が進行したのかというメカニズムを特定します。
- 腐食メカニズムの特定: 湿気がパッケージの隙間から浸入し、アルミ配線や金ワイヤの接合部を腐食させたプロセスを再現・特定。
- イオンマイグレーション(銀くわれ等)の追跡: 湿度と電界の影響で、電極間の金属が樹枝状(デンドライト)に成長し、短絡に至る過程を分析。
- 熱膨張係数(CTE)ミスマッチの露呈: 温度変化の繰り返しにより、異種材料間(シリコンチップと基板など)の界面で剥離(デラミネーション)が生じていないかを非破壊検査(SAMなど)と併用して確認。
対応試験一覧
| 気槽 熱衝撃試験槽 (サーマルショック) |
温度変化を短時間に繰り返すことによる劣化性の確認 試験可能温度: 高温 +60~+200℃/低温 -70~0℃ |
|---|---|
| 液槽 熱衝撃試験槽 (サーマルショック) |
急激な温度変化による劣化性の確認 試験可能温度: 高温 +70~+150℃/低温 -65~0℃ |
| 恒温恒湿槽 | 温度・湿度加速による劣化性確認 温度範囲: -40~+150℃ 湿度範囲: 20~98%RH(設定温度に制限あり) |
| ハイパワー恒温恒湿器 |
急激な温度変化と湿度による劣化性確認 |
| 低温低湿槽 (恒温恒湿槽) |
温度・湿度加速による劣化性確認(低温・低湿可) 温度範囲: -20~+100℃(湿度制御時は、+10 ~ +85℃) 湿度範囲: 10~95%RH(設定温度に制限あり) 特徴:20℃/20%RH/500h放置などの試験が実施可能 |
| 恒温槽 | 温度による劣化性の確認 温度範囲: +40~+250℃ |
| プレッシャクッカ | 高圧・高湿度による劣化性調査 温度範囲 : +105~+142.9℃ 湿度範囲 : 75~100%RH 圧力範囲 : 0.020~0.196MPa |
| 遠赤外温風リフロー槽 | 温度変化による劣化性の確認 基板サイズ: 最大W250 x L330、最小W 50 x L50mm 加熱ゾーン数: 7 |



