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3-MCPD脂肪酸エステル分析

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3-MCPD脂肪酸エステルについて

国際がん研究機関(IARC)によると、3-MCPD(3-クロロプロパン-1,2-ジオール)はグループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)物質としてリストアップされています。
3-MCPD脂肪酸エステルを摂取すると消化器官において大半が3-MCPD化するという見解もあります。

2020年9月23日、EUは有害物質の最大許容量を定めた規則(EU) No 1881/2006に、3-MCPD脂肪酸エステル関連の最大許容量を新たに設定することを発表しました。

また、2023年6月29日には(EU) 2023/1329にて、グリセロール (E 422)、脂肪酸のポリグリセロールエステル (E 475) およびポリリシノール酸ポリグリセロール (E 476) が、 2023年7月7日には(EU) 2023/1428にて、グリセリン脂肪酸エステル(E 471)における有害物質の規制値を新たに発表しました。その中に、3-MCPD(3-MCPDと3-MCPD脂肪酸エステルの合計)についても新たな基準値が設けられております。

 

 

3-MCPDと3-MCPD脂肪酸エステルの総和(3-MCPD等量)に対する最大許容量

対象となる食品/油 最大許容量[μg/kg]
ココナッツ、トウモロコシ、ナタネ、ヒマワリの種、大豆、パーム核由来の油脂及び、オリーブオイル(精製されたオイルとヴァージン・オイルの混合品)
並びに、このカテゴリ中の油脂の混合品
1,250
その他の植物性油脂(ポマスオリーブオイルを含む)、魚油やその他の海洋生物由来の油
並びに、このカテゴリ中の油脂の混合品
2,500
乳児用食品及び乳幼児向けの穀類ベースの食品の製造に用いられる、植物性油脂、魚油やその他の海洋生物由来の油 750
固体の、粉ミルク、フォーローアップミルク、乳幼児向けの特別医療目的用食品 125
液体の、粉ミルク、フォーローアップミルク、乳幼児向けの特別医療目的用食品 15

*2021/08時点の参考情報。最新情報はEUホームページ等でご確認ください。

 

ユーロフィンの分析サービス

    • ドイツの専門ラボにて、油脂の3-MCPD脂肪酸エステルの分析を実施しております。
    • エステル体を遊離体の3-MCPDに化学変化させて、3-MCPDとしての総和を報告する試験になります。
      • 報告値を直接EUの基準値と比較いただくことが可能です。
    • デフォルトの定量下限値は「100 μg/kg」になっております。(検体によっては上昇する場合も考えられます)
    • 油脂を原料にした加工品(脂質分1%以上のもの)状態でも分析を受託可能な場合がございます。ご希望の際は加工品の詳細をご連絡ください。

 

 検体必要量や納期、価格につきましては最下部の "お問い合わせ" フォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

グリシドール脂肪酸エステル、ダイオキシン類・PCB類の分析をご検討の際は、下記ページをご確認ください。

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