品質規格

平成23年3月に「木質パレット品質規格」が一般社団法人 日本木質ペレット協会から出され、品質管理項目とその基準がしめされました。
灰分の値によりA,B,Cにランク分けされ、発熱量、硫黄、塩素、機械的耐久性、窒素はランクにより基準が変わります。
それぞれの項目の概要、測定方法はこちらをご覧下さい。
| 品質管理項目 | 品質基準 | 備考等 |
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微紛 F |
F ≦ 1.0 % | 少ない方が高品質 |
| 寸法 | 直径はペレタイザー(造粒機)によって、ほぼ一定です。 長過ぎるものは、自動供給の際に不具合がある場合があります。 |
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| ・直径 D | 6±1 または 8±1 | |
| ・長さ L | 3.15<40mm(L>40mmは最大1%,最長は45mm |
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| かさ密度 BD | 650kg/m3 ≦ BD ≦ 750kg/m3 | 範囲内に入っていること |
| 水分(湿量基準含水率) M | M ≦ 10% | 一般的には少ない方が高品質 |
| 機械的耐久性 DU | A,B 区分:DU ≧ 97.5% C 区分 :DU ≧ 96.5% |
一般的には高い方が高品質 機械的耐久性試験機 ![]() |
| 発熱量 Q | 灰分による、区分により基準値が違います。 一般的には高い方が高品質 |
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| ・高位発熱量 | A,B 区分:Q ≧ 18.4MJ/kg C 区分 :Q ≧ 17.6MJ/kg |
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| ・低位発熱量 | A,B 区分:Q ≧ 16.5MJ/kg C 区分 :Q ≧ 16.0MJ/kg |
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| 灰分 AC | AC ≦ 0.5% ⇒ A 区分 0.5<AC≦1.0% ⇒ B 区分 1.0<AC≦2.0% ⇒ C 区分 |
少ない方が高品質 燃やしたときに灰の量が少ない。 |
| 元素分析等 | 一般的には少ない方が良い | |
| ・硫黄 S | A,B 区分: S ≦ 0.03% C 区分 : S ≦ 0.04% |
灰分による、区分により基準値が違います。 |
| ・窒素 N | A,B 区分: N ≦ 0.5% C 区分 : N ≦ 1.0% |
灰分による、区分により基準値が違います。 |
| ・塩素 Cl | A,B 区分: Cl ≦ 0.02% C 区分 : Cl ≦ 0.03% |
灰分による、区分により基準値が違います。 |
| ・ヒ素 As | As ≦ 1mg/kg | |
| ・カドミウム Cd | Cd ≦ 0.5mg/kg | |
| ・全クロム Cr | Cr ≦ 10mg/kg | |
| ・銅 Cu | Cu ≦ 10mg/kg | |
| ・水銀 Hg | Hg ≦ 0.1mg/kg | |
| ・ニッケル Ni | Ni ≦ 10mg/kg | |
| ・鉛 Pb | Pb ≦ 10mg/kg | |
| ・亜鉛 Zn | Zn ≦ 100mg/kg | |
・その他の情報











