インターフェックス東京 2025 出展のご報告

ユーロフィン分析科学研究所は、インターフェックス東京 2025(2025年7月9日~7月11日)に出展しました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
当日、ご参加できなかった皆様に向け、出展の様子をお伝えします。
インターフェックス東京 2025 について
本展示会はインターフェックスWeek東京の構成展の一つで、医薬品・化粧品の研究・製造に関わるあらゆる製品・技術・サービスが一堂に出展する日本最大の専門技術展です。国内外から医薬品・化粧品メーカーが来場し、出展企業と活発な商談が行われました。
2025年は903社が参加しました。
下記の動画でも、当日の様子を見られます。
出展社ブースの様子
以下のサービスを中心にお伝えしました。
- ニトロソアミン類分析
- 異物分析
- E&L(Extractables & Leachables)
- ウイルスクリアランス試験
- グローバルサービス
ウイルスクリアランス試験
ポスター展示をしました。
ユーロフィンバイオファーマプロダクトテスティング(BPT)の米国ランカスターラボ、イタリアミラノラボ、中国上海ラボでは、cGMP準拠のウイルスクリアランス試験サービスを提供しています。
当社ユーロフィン分析科学研究所(京都ラボ)を通じて、上記のラボへの委託が可能です。
また、ウイルスクリアランス試験を実施できる、ユーロフィン分析科学研究所(神戸ラボ)でも、本格稼働に向けて準備中です。
詳しくは、こちらのポスターをご覧ください。
グローバルサービス
ポスター展示をしました。
BPTは、20カ国以上、45ラボを展開しています。主要ラボは米国、イタリア、ドイツ、オランダ、フランス、スペイン、英国にあります。
国内で取扱いのサービスでも、当社ユーロフィン分析科学研究所(京都ラボ)を通じて、上記のラボへの委託が可能です。
また、医薬品原材料の薬局方試験についても、強みを持っています。
日本薬局方(JP)、医薬品添加物規格(JPE)、米国薬局方(USP)、欧州薬局方(EP:Ph.Eur.)、中国薬局方(ChP)に基づいた品質試験が可能です。
詳しくは、こちらのポスターをご覧ください。
出展社セミナーの様子
出展社セミナーでは、以下の2演題でお話ししました。
シングルユースシステムに対するE&L試験ガイドラインの解説と指摘事項の紹介
本セミナーでは、シングルユースシステム(SUS)に関するE&L試験のガイドラインの解説、SUSのE&L評価の流れ、FDA指摘事例の紹介をしました。
SUSに関するE&L試験ガイドラインとして、2026年5月に正式に発効予定の「Draft USP<665>」と、発効済みの「BioPhorum(旧BPOG)」があります。これらの特徴と違いについて詳しく解説しました。
SUSのE&L評価の流れは、リスクアセスメント、抽出操作、測定、毒性評価の順に進みます。これらについての概要を解説しました。
FDA指摘事例では、以下4つについて、どのような点に指摘があったのか解説しました。
- 事例1:揮発・半揮発・不揮発性化合物・元素不純物を対象とした試験の実施
- 事例2:Extractables試験対象となる部材の追加
- 事例3:製造部材に対するExtractables試験データの提出
- 事例4:原薬の容器に対するLeachables試験データの提出
E&L試験サービスについては、こちらで詳しくまとめていますのでご覧ください。
Nitrosamines- Regulatory Landscape & Risk-Based Approaches for Control
(ニトロソアミン類の規制動向とリスクベースによる管理アプローチ)
本セミナーでは、最新の欧米での規制動向や許容摂取量、報告義務などを解説し、リスクベースのアプローチに基づいた管理手法を紹介しました。
また、原薬や添加剤、製造工程におけるリスク評価方法、対策、文書化手順などを事例とともに説明し、企業のコンプライアンスを支援するための分析ソリューションも紹介しました。
以上が、インターフェックス東京2025の出展のご報告です。
次回は、10月にBioJapan 2025の出展を予定しています。
出展内容等に関する、ご質問やご相談は、お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。