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従業員インタビュー【臨床検査技師-Clinical Diagnostic Services領域】

Eurofins. World Leader in Testing for Life.

ユーロフィンジェネティックラボ株式会社
臨床検査技師 12年目 Nさん

※所属会社、職種、在籍期間はインタビュー当時のものです。

現在のお仕事について簡単に教えてください

臨床検査技師として、病理検査を行っています。がんや病気の検査のために採取された臓器や組織片は、最終判断を下して臨床医に報告する必要があります。
病理医が顕微鏡で確認するために、採取された組織の処理を行い染色標本を作製しています。
また、主任という立場のため、作製された標本の品質チェック、チームの雰囲気づくりやチームメンバーの声を聞いて上長と相談しながら品質向上のための改善に努めています。

 

入社のきっかけを教えてください

業務中の様子

病理検査がやりたい!と思って入社を決めたのではなく、働きやすさ重視で決めました。
当時子どもが小さかったので、子育てをしながら働ける職場を探していました。
結果として病院よりも固定の休日もあり、スタッフの数も多い今の職場に入社を決めました。
病理検査は未経験でしたが、検査センターで血液検査などの経験はありましたので、その知識を活用できるかと思いました。

入社後の印象について教えてください

学生時代の病理検査のイメージは、1人で標本作製の一連の作業を行うというものでした。しかし入社してみると、それぞれに特化したチームに分かれていました。1日に対応する検体数が多いので、特化したチームで対応することでスピード感を保ちつつ高い品質の標本を作製し続ける体制になっていると思います。
さまざまな年代の方が働いていますが、和気あいあいとしており意見の言い合える職場です。経験豊富な方も多いので困ったときなどの相談もしやすいですし、ユーロフィングループになってからは、ますます研修や福利厚生も充実し安心して働ける企業になったと感じています。

インタビュー時の様子

仕事の魅力などを教えてください

薄切(はくせつ)の様子

私の場合、すべての工程を数年ずつ経験して主任になったのですが、どの工程も覚えることや仕事がたくさんあり、この工程は極められたなと思ったことはありません。
検体数が多く、手術で採取した組織などもあり短納期になる場合が多いので、正直スピードはとても求められる職場です。経験や技術力でタイムパフォーマンスが変わってきてしまうので、主任としてその日の忙しい工程に入ることで、すべての検体に対して高い品質を保ちつつMAXスピードで対応できるようにしています。決められた時間の中で正確に処理できると快感ですね。それぞれの工程で楽しいポイントは違いますが、例えば薄切(はくせつ)は切り方で見やすさが変わってしまうので、息が止まるくらいに集中してやっています。だからこそ速くきれいな標本が作製できた時は、とても嬉しいですね。

また、劇物や刃物を使用しているので、自分の身の安全はもちろん、チームメンバーの安全にも気をつけています。

病気の判断をしているのは病理医ですが、臨床検査技師が標本を作製することが病気の発見の第一歩につながります。標準の検査で病気を発見した後は、病気の種類特定のための検査を行うのですが、どのような検査をすれば病気の種類を特定できるのかと仮説を立てて、実際に自分が考えた通りの検査方法で指示をいただくと、病理医の視点に近づいているようで嬉しくなります。そこに到達するまでには専門的な知識を身に着けなければならないので、簡単ではないんですけどね…。

10年以上病理検査を行っていても奥が深く、興味が尽きないところも大きな魅力ですね。

キャリアについて教えてください

基本的には、標本作製の流れで技術習得をしていきます。切り出しの工程から始まって、習得できたら次のチームに異動していくことが多いです。
その後のキャリアとしては、病理検査が好きな方が多いので、病理検査を突き詰めていく方もいますが、この会社では細胞検査士の仕事もあります。
細胞検査士はがんなどの早期発見に携わる細胞診のスペシャリストです。剥離細胞を対象に悪性細胞か異常細胞かを検出するスクリーニングの業務と、採取した細胞を診て細胞が良性か悪性かの判断や腫瘍の種類を判定する同定業務を行っています。
細胞検査士の資格を取得したらできる仕事になります。

私は子育てと仕事の両立を重視していたので、細胞資格士の資格を取る余裕はなかったのもありますが、やはり病理検査が好きなので今後は病理検査を極めていき、病理医から信頼されるような仕事をしたいと思っています。

同僚を見ると、細胞検査士の資格を取りたいという方が多いですね。
細胞診の結果を踏まえて医師が治療方針を決めるため、最終的には患者さんの予後にも影響を与えることができるのは魅力の一つだと思います。
特に女性は、妊娠したら使用薬剤の関係で病理検査から離れないといけないことを懸念して資格取得に積極的な傾向が見られます。資格を取れば細胞診の仕事もできる環境なので安心して働くことができると思いますよ。

業務時間外に社内で細胞検査士の勉強している様子を見ると、自分が思っていた以上に大変そうですね。
ただ、業務の中で様々な症例を見る機会があるということや、経験豊富な先輩や常駐している病理医にいろいろ教えてもらうことが可能ですし、会社からも費用の援助があるので、資格取得する環境は整っていると思います。

ラボでの業務イメージ

メッセージ

私は働きやすさ重視で今の職場を選びましたが、特殊な領域というのもあり、病理検査をやりたいといって入社される方が多いので、病理検査に興味がある方、好きな方は向いていると思います。私自身前職では病理未経験ですし、他の方よりも病理検査のスタートは遅かったと思います。それでも、病理検査の奥深さに魅せられて、今も楽しく仕事ができています。
仕事量も多く専門性も求められるので楽ではないですが、ゴールが見えない仕事を探求していくことが最終的に医療の貢献につながるのでやりがいがある仕事です。
難しいことがあっても一緒に働く仲間がいたり、経験豊富な先輩がいてチームで働くことができるのも魅力のひとつですね。

ラボでの業務風景

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