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バイオベンチャーの株式公開と上場企業の決算動向

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2012年のバイオベンチャーの上場は4社、創薬関連ベンチャーは2社

 

2012年の新規上場企業数は、11年から10社増加して46社となった。上場企業の減少に歯止めがかかったというものの、2000年の204社、06年の188社と比べると4分の1以下のレベルにある。バイオベンチャーについては、前年から2社減少して4社の上場があった(表1)。そのうち、創薬ベンチャー企業については、抗体医薬を中心に開発を進める「ジーンテクノサイエンス」、ワクチンを開発する「UMNファーマ」の2社が上場した。上場時の募集資金を限定的にするなど株式上場の環境は前年と同様に厳しかったようだ。それでも、株式上場は会社にとって、人材の確保、さらなる資金調達など多くの利点があることは事実である。

 

 

2012年に上場したバイオベンチャー

※ 表をクリックすると別ウィンドウでPDFが開きます

 

 

過去を振り返ると、02年にアンジェスMG、トランスジェニックの2社、03年では、メディビック(現メディビックグループ)、メディネット、オンコセラピー・サイエンス、総合医科学研究所(現総医研ホールディングス)の4社が、04年においては、新日本科学、DNAチップ研究所、そーせい(現そーせいグループ)、LTTバイオファーマ(2011年に上場廃止)、タカラバイオの5社、05年ではメディシノバ・インク、エフェクター細胞研究所(現ECI、2012年に上場廃止))の2社、07年は免疫生物研究所、ジーエヌアイ、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの3社、08年はナノキャリア、カルナバイオサイエンス、アールテック・ウエノの3社、09年ではキャンバス、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、テラの3社、10年はセルシード、11年はラクオリア創薬、シンバイオ製薬、スリー・ディー・マトリックス、カイオム・バイオサイエンスの4社が上場している。このようにバイオベンチャーはほぼ毎年、公開を達成している。新産業の育成を目的に、経済産業省は02年から3年後の05年3月までに大学発ベンチャー企業1000社設立の計画(平沼プラン)を掲げ、研究助成対策や経営支援制度を行ってきた。その成果といって良いであろう。事業の再構築やパイプラインの進捗によって、収益が改善してきた企業も複数みられる。そこで、参考までに、上場している創薬関連バイオベンチャーの業績を纏めてみた(表2)。

 

 

主な上場バイオベンチャー企業の決算

※ 表をクリックすると別ウィンドウでPDFが開きます

 

 

 

なお、本件に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。