サイレントチェンジ、再燃。市場流通品の安全性と信頼性に対する不安。リコールを発生させないためには?

止まらないバッテリーバッテリー火災。半導体供給不足の混乱。粗悪品をどう見抜きリコールを防ぎますか?
2025年12月3日、バッテリー火災の事故と、供給側の対応について、NHKのクローズアップア現代に取り上げられました。
(ブログ。外部サイト)
特集であげられている例には、リチウムイオン電池を搭載した製品の火災として、リコールの発信に気付かない消費者、発火原因調査を製造元から協力を得られずリコールが遅れてしまった製品の供給者が取り上げられました。
バッテリー事故に関しては、販売業者が自ら検査して付けられる仕組みである、安全基準『PSEマーク』の落とし穴があり、制度が必ずしも完全に安全を担保できるものになっていない、と指摘しています。
製品の供給者には、そこに搭載する製品、使用部材を十分に評価し、品質を担保する必要があります。
それでも、製造側が、部品・使用を『勝手に』『申告無に』変更してしまうことが頻発しており、供給側の気付かないまま不良品が市場に流通してしまうという問題も発生し、それが製品事故の引き金になっています。
- 採用時の製品評価、安全性評価
- 採用時のサプライヤ品質保証体制確認
- 国内正規ルートでの販売かの確認
- サイレントチェンジの有無の定期的確認
が、リコールを発生させないためのキーポイントになります。
ユーロフィンFQLでは、長く製品の品質保証に関わってきました。その知見を活かし、バッテリーの安全評価、粗悪品の見極め確認はもちろんのこと、上流の品質を管理する視点での工場監査等を受託してます。
仕様変更品の構造解析・サイレントチェンジ検証
製品に採用している部品の構造、部材、材料成分。 使い始めた当時のものと本当に同じでしょうか?調達先からの生産条件変更の通知なしに、製品の信頼性に影響を与える何かが変わっていませんか?
装置・ユニットの品質リスク検証
外部から購入する装置・ユニット類に搭載されている部品は、装置・ユニット メーカーの品質基準で選定されており、中には最低限必要な発煙/発火防止に関する確認も実施されてないこともあります。
仮に、粗悪な部品が使用された場合、製品の信頼性劣化や部品の絶縁低下、ショート問題で発煙/発火に至る重大事故に繋がる恐れがあります。
第三者監査 - 工場監査・工程監査
品質マネジメントシステム(QMS)や製造工程の作業確認などについて、実施したいけどQMSを含む、対象品の製造工程を含めたノウハウや知識がなく実施出来ない。不具合に対する工程改善施策などの効果や運用が正しいのか判断に困るなど、製造現場の品質管理体制や工程に関したお困りごとはありませんか?
電子部品などの市場流通品リスク検証
半導体や電子部品の不足、調達の長期化等により、代替品、市場流通品の活用が進んでいます。使用にあたって
- 不適切な保管による劣化
- 異なるチップを実装した偽造品
- 採用当時と異なる構造・材料が採用(サイレントチェンジ)
など、納入される製品・市場品・在庫品が、正規品でないケース、品質リスク品であるケースも増加しています。ユーロフィンFQLでは分析・解析を通し、お預かりした部品にどういったリスクがあるかを検証し検証結果をご提供いたします。
※本サービスは、過去の経験から品質や信頼性に絡む異常、中古品や偽造品の可能性を念頭に置いた各種観察作業にて、確認された異常個所をコメントさせていただくものになり、正規品であることの保証(真贋判定)は致しかねます点をご了承ください。お客様ご自身で、お預かりしたサンプルの検査の結果、その他お客様がお持ちの情報・状況を総合的に考慮の上、当該部品の使用可否・使用条件等をご判断ください。






