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ユーロフィンFQL株式会社 >> 最新情報 >> ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機等、リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意喚起。電気製品の規格試験、安全性評価は十分ですか?

ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機等、
リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意喚起。
電気製品の規格試験、安全性評価は十分ですか?

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日常生活で身に着ける、持ち歩くリチウムイオン電池使用製品。消費者の充電条件、衝撃、廃棄方法等の使用上注意だけに任せない、製品設計段階での十分な評価が重要です。

列車内でのモバイルバッテリーの発火事故や、スマートフォンの発火事故を耳にする機会が非常に多くなりました。リチウムイオン電池の搭載機器は、スマートフォン、ノートパソコン、電動アシスト自転車、コードレス掃除機、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機など、多岐にわたります。そして、利用している消費者の年齢層は多岐にわたり、残念ながら必ずしも安全性を確保できる使用がされるとは言えません。

2025年10月2日付の消費者庁による注意喚起では、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機における発煙・発熱・発火・破裂・爆発等の事故情報 が、2020 年度から 2024 年度までの5年間で計 162 件登録、と言及されており、件数も年々増加しています。

 

発熱・発火等事故情報の事故登録情報と製品別内訳

  左:年度別事故情報登録件数 (ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機の合計)
  右:発熱・発火等事故情報の製品別内訳

※資料:2025年10月2日 消費者庁公表資料『リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意しましょう - 身に着ける、持ち歩く製品にも使用されています - 』

 

ユーロフィンFQLでは、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機、モバイルバッテリーの発火品解析(焼損が激しいものはできない場合があります)ほか、バッテリーの安全性評価、家電製品等バッテリー・電源搭載品の安全性評価(回路検証含む)・解析業務を受託しています。製品の十分な評価を行い事故を未然に防ぐことのお手伝いをさせていただきます。是非ご相談ください。

 

> バッテリユニットの安全性評価・寿命試験・特性評価  

リチウムイオンバッテリは、軽量かつ反応性の高いリチウムと可燃性の有機溶剤を組み合わせることで、小型・大容量を実現しています。 このため、扱い方を誤ると他の電池以上に火災に繋がる恐れが高く、適切な安全対策が必要となります。電池セルの安全性試験はもちろん、制御基板の妥当性検証や利用シーンに応じた寿命試験でお客様のバッテリに対する不安を解消します。

  

>受託試験 ー 電気製品の規格試験  

新たに製品を販売するためには検証した方がいい規格試験が多数存在しています。JIS規格(JIS C 60335-1 家庭用電気機器の安全性など)、IEC規格(IEC 61960 ポータブル機器用バッテリなど)、UL規格(UL 1642 リチウム電池など)等々、家庭用・商用の電気製品に適用される公的規格をベースに評価試験を受託致します。

 

>電源ユニット・ACアダプタ評価/故障解析  

電源ユニット・ACアダプタなどの電源回路は、様々な回路方式や入出力コネクタ形状が存在し、信頼性評価試験にあたってポイントを適格に抑えることが重要です。安全性評価試験、ノイズ耐量評価、特性評価など、第三者として安全性検証を受託致します。

 

>コネクタ・ケーブルの信頼性評価・故障解析  

束ねて保管、曲げた状態で常に使用、等々、身近であり電気部品を使用するのには欠かせないのがケーブル・コネクタ。電気部品であり機構部品という両方の機能を併せ持ったコネクタには、耐環境性(温湿度、ガス、塩水)のみならず、機械的性能、物理的性能、電気的性能に着目した評価試験を実施することが求められます。ユーロフィンFQLでは、製品の出来栄え評価、規格に応じた長期信頼性評価、を受託します。故障解析も受託しています。