製品の安全を支える評価解析の仕事。電子機器への興味から入った エンジニアの世界
Eurofins. World Leader in Testing for Life.
『製品の安全を支える評価解析の仕事。電子機器への興味から入ったエンジニアの世界』
ユーロフィンFQL株式会社
評価解析スタッフ 新卒13年目 Nさん
中途1年目 Fさん
※所属会社、職種、在籍期間はインタビュー当時のものです。
今回は、新卒入社でエンジニアとしてのキャリアを築いてきたNさんと、中途入社1年目として新たな環境に飛び込んだFさんに働く魅力や職場の雰囲気について伺いました。
まずはお二人について、経歴と入社のきっかけを教えてください。
Fさん(中途入社/1年目/評価解析エンジニア)
大学時代は海洋生命科学部でチョウザメの卵黄代謝に関する研究をしていました。
新卒で入社した検査機関では、製品や食品などの分析業務を扱っており、これまでの経験を活かして生物に近い分野の分析に携われるのではないかと期待していました。
ところが実際に配属されたのは、ガソリンや軽油など燃料の品質を調べる化学分析のチームでした。専門とは異なる分野でしたが、分析に使う機器の調整や点検を行ううちに、分解して構造を理解する作業に面白さを感じるようになりました。
もともとゲームが好きで、ゲーミングPCを自作するほど身近な製品の仕組みに興味があったので、機器を触る作業に夢中になるのは自然な流れだったのだと思います。“好きな分野で働きたい”という思いが強くなり、電子機器や基板に関わる現在の仕事に挑戦しようと考えるようになりました。
Nさん(新卒入社/13年目/評価解析エンジニア)
高専(工業高等専門学校)では電気電子工学科に所属し、電気分野に加えて化学や機械分野など、他学科の知識も学びました。
同級生は電力会社などのインフラ関連企業に進む人が多い学科でしたが、もともと電子機器に触れることが好きで、製品の品質を支える仕事に携わりたいと考えていました。
そこでOB訪問を行い、パソコンやスマートフォンなど身近な電子機器の品質評価に関われることを知り、幅広い製品に携われる点に魅力を感じたため、ユーロフィンFQLの前身である富士通グループの会社に入社を決めました。
現在のお仕事について教えてください
Nさん:
評価解析エンジニアとして、電子機器の安全性や信頼性を確認するための評価・解析業務を担当しています。
扱っているのは、ACアダプタやバッテリーなど、身近な電子機器を構成するさまざまな部品です。
業務は、開発段階の製品に対する評価と、市場に出た後の不具合に対する故障解析の二つに分かれます。
開発段階の製品では、お客様から製品の仕様や想定される使用環境について確認し、それをもとに必要な試験項目を整理していきます。試験方法が決まっていない製品もあるため、状況に合わせて評価内容を提案することもあります。そこから試験計画の作成、見積、評価実施、結果整理、報告書の作成へと進みます。新しい製品に触れる機会も多く、学びの多い仕事です。
市場に出た後の製品では、不具合やトラブルが発生した際にご相談をいただき、故障品の状態を確認しながら原因を一つずつ探っていきます。使用環境や製品の状態は案件ごとに異なるため、同じ製品でも調査の進め方が変わることが多く、状況に応じた判断が求められます。調査結果は報告書にまとめ、提出後も必要に応じて追加説明や改善策の提案などのアフターフォローを行い、製品の安全性向上につなげています。
Fさん:
Nさんと同じく、電子機器の評価・解析業務に携わっています。
試験の準備や実施、結果の整理、報告書作成などを通じて、製品が安全に使用できるかを確認する業務を担当しています。
業界や職種は未経験からのスタートでしたが、OJTを通じて、評価や解析の進め方、使用する設備について学びながら、実際にご依頼いただいた案件に関わっています。
入社後の印象を教えてください
Nさん:
入社前は、評価・解析の仕事というと、黙々と製品と向き合う業務が中心だと思っていました。
実際に働いてみると、製品の評価や解析だけでなく、お客様や部品メーカーの方々と密にコミュニケーションを取りながら、課題解決に取り組む場面が多いことに良い意味で驚きました。
技術的な知識だけでなく、相手の意図をくみ取り、最適な対応を考える力が求められる仕事だと感じています。
お客様とやり取りしながら評価や解析を進めていく中で、実際の製品や製造現場に触れる機会も多くあります。
案件ごとに製品の構造や使われ方が異なるため、経験を積むほどに技術の幅が広がっていく点は、この仕事ならではの魅力だと感じています。
Fさん:
業界も職種も未経験での入社だったため、入社前の不安は大きかったです。
しかし、実際に入社してみると、OJTを通じて評価・解析の流れを一から学ぶことができ、段階的に業務を理解できる環境が整っていると感じました。
分からないことがあっても、周囲の先輩に相談しやすく、丁寧に説明してもらえる雰囲気があるため、安心して業務に取り組めています。
仕事で苦労したことを教えてください
Fさん:
新しい業界に飛び込む不安から、入社前に何か勉強できることはないかと相談したところ、「入ってから覚えれば大丈夫」と声をかけていただいたんですが、イメージが湧かないことでさらに不安になったんですよね(笑)
でも、まずは覚悟を決めて飛び込むことにしました。
働き始めてみると、その言葉の通りで、評価・解析の流れを考え方から丁寧に教えていただきました。
まずは構造や評価の考え方が分かりやすい製品から学び、次の製品へと段階的にステップアップする形で業務を進めています。
入社2か月目には、初めて主担当として、評価から報告書作成、報告まで一連の流れを経験しました。
社内で行われる事前検討会で、すべての案件をレビューするのですが、私も主担当として参加した際に、先輩方に指摘・アドバイスをいただけたので、より分かりやすい報告書に仕上げることができました。
お客様への報告はとても緊張しましたが、当日も先輩がそばでサポートしてくれたため、落ち着いて報告でき、自信につながる経験になりました。
初めての経験が多い中で意識してきたのは、分からない点をそのままにしないことです。
都度調べたり、先輩に相談したりしながら理解を深めていくことで、できることが増えていく実感が自信につながりました。
実際に一人でできるようになるまで先輩がついてすべて教えてくれているため、安心して業務に取り組めています。
未経験からでも取り組めるのは、相談しやすい環境と、丁寧に教えてくれるチームの存在が大きいと感じています。
Nさん:
一番苦労したのは、会社の文化が大きく変わったことです。
富士通グループ時代は、個人の業務範囲が明確で、求められた役割を着実にこなすことが重視されていました。
一方で、ユーロフィングループに参画してからは、自分たちの働きかけがそのまま「売上」や「チームとしての成果」に直結するようになり、意識から変えていく必要がありました。
「取り組むからには、売上にも貢献したい」という気持ちで主体的に動き始めたものの、文化の変化に適応していく過程では迷いや難しさに直面することも多く、最初は苦労の連続でした。
まず取り組んだのは、お客様に提供できる価値を広げることです。
サービスメニュー拡充の取り組みでは、担当者が決まっておらず、「誰がやるのか」を巡って押し付け合いのような雰囲気もありました。
その中で、自分から手を挙げてサービスメニューの開発を行い、お客様にご提案できる選択肢そのものを広げていきました。
また、当時のWebsiteは、私たちのサービスが「どんなことができるのか」が十分に伝わっていない状態でした。
そこで、ページの構成や説明文を見直し、お客様にサービス内容を正しく、分かりやすく伝える取り組みをしました。
その結果、Websiteからのお問い合わせが増え、新規案件の獲得につながりました。サービスメニューの拡充とWebsiteの改善を同時に進めたことで、お客様への提案の質も以前より高いものになったと感じています。
さらに、サービスの品質向上に取り組みました。
その中でも特に大きかったのが、教育体制の整備です。先ほどFさんも話していましたが、私が入社した当時は教育体制がほとんどなく、「先輩の背中を見て覚える」スタイルでした。
個人個人が手探りで進める状況では、経験の浅いメンバーほど迷いやすく、サービスの品質にばらつきが生まれていました。
そこで、先輩方に協力いただきながら、段階的に学べる仕組みや考え方の共有、レビュー体制の構築を進め、チーム全員が同じ基準で業務を進められる環境を整えました。
こうした取り組みを続けたことでアウトプットが安定し、既存のお客様からのリピート依頼も増えるようになりました。
文化の変化に合わせて自分自身も働き方を変えながら取り組みを続けてきたことで、新規案件の増加やリピート率の向上、そして売上への貢献といった形で結果が表れてきたと感じています。
仕事の魅力を教えてください
Nさん:
この仕事の魅力は、さまざまな専門分野のスペシャリストが集まっている環境で働けることだと思います。メンバーそれぞれに得意領域があり、判断に迷う場面でも気軽に相談できます。チームに限らず部署を越えて知見を共有してもらえるため、一人で抱え込まずに業務を進められる安心感があります。
案件ごとに状況が異なるため、複数の視点や技術が必要になる場面も多いのですが、こうしてチームで助け合いながら進められるところがこの仕事の大きな魅力です。相談を通じて新しい気づきや視点を得られることも多く、自分では思いつかなかったアプローチが見つかることもあります。
こうした環境のなかで業務に取り組むことで、自分自身の技術力だけでなく、物事の捉え方や視野も自然と広がっていきます。案件を通じて新しい発見や学びが積み重なり、その積み重ねが自分の成長につながっていると感じます。
Fさん:
製品に触れながら評価や解析を行い、内部の構造や仕組みを理解していく過程にとても面白さを感じています。
製品ごとに構造が異なるため、毎回新しい発見があり、知識が積み重なっていく実感があります。
また、チーム内の事前検討会では、先輩方が担当している製品の評価内容や着眼点を知ることができ、自分ではまだ扱ったことのない製品について学べる貴重な機会になっています。
(Nさん、このような仕組みを作ってくれてありがとうございます(笑)さっき知りましたが)
特に、自分が普段使っている製品や興味のある製品の評価方法を知るのはとても楽しく、「次は自分もやってみたい」という気持ちにつながっています。
自分が関わった業務が世の中の人が使っているスマートフォンやPC等の身近な製品の安全性を支えているという実感があり、そこにも大きなやりがいを感じています。
働き方と職場環境について
Nさん:
評価や解析の仕事は技術力だけでなく、落ち着いて仕事に向き合える環境も大切です。
ユーロフィンFQLでは、個人個人の事情やライフステージに応じて、柔軟に働きやすい環境が整っていると感じています。
私自身、子育てをしながら働いていますが、子どもの体調不良や通院で急な休みや早退等が必要になることもあります。
そうした場面でも、状況をチームメンバーに共有すれば、必要に応じて他のメンバーが業務を引き継いでくれるため、安心して休みを取ることができています。
この助け合う文化は、仕事を続けるうえで本当に大きな支えになっています。
また、コアタイムのないフレックス制度があることで、その日の状況に合わせて勤務時間を柔軟に調整でき、限られた時間の中でも集中して業務に取り組めています。
今後挑戦していきたいことを教えてください
Nさん:
今後は、これまで自分が積み重ねてきた知識や経験を、次の世代にしっかり伝えていきたいと考えています。
特に、今一緒に働いているFさんが、自分の裁量で案件を進められるようになるまで、安心して経験を積めるようサポートしていきたいです。将来的には、Fさんが次に入ってくるメンバーへ教えている姿を見られたら、とても嬉しいですね。
そうやって育成の循環が続いていく組織にしていきたいと思っています。
また、個々の成長だけでなく、チームとして安定した品質を出し続けられる環境づくりにも引き続き取り組んでいきたいです。
教育体制やレビュー体制を整え、誰が担当しても一定の品質で業務を進められるようにすることは、お客様への価値提供にも直結しますし、チーム全体の自信にもつながります。
プライベートでは、子育てを経験したことで、仕事に向き合う時間の価値を以前より強く感じるようになりました。限られた時間の中でも、「自分はこの仕事が好きだ」と感じられる瞬間が増えたように思います。
そうした働き方を支えてくれる制度や、状況を理解して助け合ってくれる職場の存在があるからこそ、日々の業務にも前向きに取り組むことができています。
これからも、後輩を育てながら組織を育て、自分自身も無理なく成長を続けていけるような働き方を大切にしていきたいと考えています。
Fさん:
今後は、より多くの製品や評価方法に触れながら理解の幅を広げていき、原因を自分の力で見つけられるエンジニアを目指して成長していきたいです。
もともと製品に触れたり構造を確かめたりすることが好きな性格なので、日常で使っている製品がうまく動かなくなったときに、「どこに原因があるのだろう?」と自分で考え、原因を突き止められるようになりたいと思っています。
応募を考えている方へのメッセージ
Fさん:
未経験での入社でしたが、基礎から学びながら段階的に業務に取り組める環境が整っていると感じています。
製品に触れることや、内部の構造を理解することが好きな方にとっては、とてもやりがいのある仕事だと思います。
興味があれば、ぜひ挑戦してみてほしいです。
Nさん:
電子機器が好きな方や電気回路に興味がある方にとっては、理解が深まるほど技術の面白さを実感できる仕事だと思います。
未経験の方でも一から学べるように、担当の先輩がしっかり付き、さらにお客様への報告前には定例の事前検討会で内容を確認するなど、学べる仕組みが整っています。わからないことがあってもいつでも相談できる環境があるので、安心して業務に取り組むことができます。
評価や解析の仕事は、一人で黙々と進めるというより、メンバー同士で連携したり、お客様とやり取りをしながら進めていく場面が多いため、コミュニケーション力も求められます。相談を通じて新しい視点が得られ、自分では思いつかなかったアプローチに出会えることもあり、そうした積み重ねが技術の引き出しを広げてくれます。
こうした環境の中で業務に取り組むことで、技術力だけでなく、物事の捉え方や判断軸も自然と広がっていくと感じています。
電子機器や製品そのものに興味があり、仲間と協力しながら技術を磨いていきたいと思える方であれば、経験を問わずきっと活躍できる環境だと思います。

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