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放射線照射食品の検知

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食品へのガンマー線や電子線などの高エネルギーな放射線の照射はさまざまな目的のために使用されています。例として、

  • じゃがいも、たまねぎ、ガーリックの殺菌と発芽防止
  • 穀物、野菜などの害虫の駆除
  • 野菜や果実などの成熟の抑制
  • 食品の日持ち向上
  • 微生物数減少と腐敗や食中毒の防止

などが挙げられます。

現在世界中で年間25万トン以上の食品や健康補助食品で放射線の照射が行われており、その大部分は香辛料です。また食品への放射線照射例は数量だけでなく、対象となる食品の種類という点でも増加傾向にあります。

英国での調査では全ての健康補助食品のうち42%が何らかの照射を受けているとの報告があり、米国では照射された食品ならびに照射された原材料を含む際は、その旨を表示することが義務付けられております。またEUの加盟国では1999/2/ECの指令に基づき、香辛料やハーブなどの照射食品についてはラベルにて記載することが義務付けられております。

ユーロフィンにおける放射線照射食品の検知

弊社では、ENの方法に準拠して食品、健康食品、食品添加物についての放射線照射の検知試験を行っており、以下の4種類の方法にて受託を行っております。

  • 電子スピン磁気共鳴法(ESR, prEN 13708)
  • 光励起ルミネッセンス法(PSL, EN13751)
  • 熱ルミネッセンス法(TL, CEN 1788)

ユーロフィンは放射線照射された物質の検知のための3種類の異なる手法にて受託が可能なヨーロッパで唯一の分析機関です。

放射線照射された食品の検知法について

香辛料、ドライフルーツ、ナッツやハーブ類などへの放射線の検知には、一般的にESR法、PSL法、TL法などが用いられております。

ESR法では照射によって生成した比較的安定なラジカルを検出します。ラジカルは一般的に種子や核果植物、骨などの中に存在します。そのため乾燥した食品だけでなく食肉や水産物、生鮮野菜や果実、また包装資材についての分析も可能になります。

PSL法とTL法は、放射線照射されたケイ酸塩のような鉱物物質を光や熱によって励起した際に放出される光を検出します(光で励起した場合がPSL法、熱的に励起した場合がTL法)。

PSL法は迅速に分析が可能であり、信頼度の高いスクリーニング分析になります。TL法では、まず検体からケイ酸塩鉱物を単離した上で測定します。その後、同一サンプルに固定線量の照射を行った後に再度発光を測定する必要があります。

ユーロフィンは放射線照射食品の検知において、単一の方法だけでなく多様な方法をお客様にご提供できる世界でも数少ない分析機関です。


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ユーロフィン・フードアンドプロダクト・テスティング株式会社
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