従業員インタビュー【LEAN推進室】 - ユーロフィン
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従業員インタビュー【LEAN推進室】

『全員参加の業務改善で従業員にとって働きやすい環境に』

ユーロフィン日本環境株式会社

LEAN推進室 テクニカルマネージャー 中途6年目 Sさん

・LEAN推進室の仕事

LEANとは、トヨタ生産方式を研究して編み出された無駄のない生産方式とされています。業務を効率的に進めるための、基本となる考え方です。
eurofinsでもこの方式を導入しており、グループ入りした会社には、このメソッドを学んだLEANプロジェクトマネージャーが配置されます。日本でその代表となるのが、私の所属しているLEAN推進室です。
私の直近のミッションは、横浜ラボにおけるパフォーマンス向上です。学んだ方法は私だけが知っているモノ、ではなく実際にそこで働く方々が理解して、全員が日々考えて実行できるようにサポートをしていくのが私の役割です。ゆくゆくは、私がいなくても業務の改善活動ができるように、LEANの思考を浸透させていくのが大切だと思っています。



・LEANの浸透―ユーロフィンが行う充実したサポート体制―

グループ入りした会社にはeurofinsの水準に達するように、方法を伝授し、スタンダードに近づけていきます。それにより、収益性を改善していくという手法を取っています。
LEANもその手法のひとつであり、各国あるいは会社にLEANプロジェクトマネージャーを置き、地域ごとに専門的な知識を持ったリーダーをつけてLEANの考え方を浸透させていきます。

LEANプロジェクトマネージャーになるために、LEANでは通称地獄の研修という5日間の研修を受けます。無駄分析やバリューストリームマッピング、ラインバランスや問題解決のための考え方など、20程度のトピックについて研修を受けます。例えば、5Sと呼ばれる製造業やサービス業などで用いられる、職場環境の維持・改善のためのスローガンがあり、整理・整頓・清掃・清潔・しつけのトピックについて説明を受けた後、ケーススタディとして与えられた課題をチームで取り組むというように実践的にトレーニングをしていきます。

この研修に参加後、各LEANプロジェクトマネージャーが自国のLEAN活動を進めます。研修だけだと不安では?と思う方もいるかもしれません。
しかし、LEANプロジェクトマネージャー向けの資料(method)が5,000ページも用意してあるだけでなく、日本だとAsia-Pacific地域のLEANプロジェクトを統括するリーダーがサポートしてくれるので、研修後も問題なくLEANを進められる体制が整っています。


そうはいっても、国が違えば、前提が変わってきます。そのため、eurofinsのmethodを踏まえながら、自国に合わせた内容を考えなければなりません。今までになかったものを導入しつつ、働く方々の意識を変えていく、というのは思った以上に大変で、研修よりもこちらの方がよっぽど地獄ですね。

 

 

他にも、グループでの取り組みとして、海外ラボの事例を視察にいくこともあります。
私が参加したのは、ベトナムのラボと横浜のラボを1週間ずつまわるというイベントです。
ベトナムはLEANの取り組みを始めて3年のラボで、参加者に取り組みとその後の効果について説明いただき、実際にラボツアーを行いました。

これは、ベトナムのLEANプロジェクトマネージャーがホストとして参加者に説明します。ベトナムのラボで印象に残っていることといえば、働いている方々が取り組みについて熱く語ってくれたことですね。視察していると、実際にそこで働いている方が手を止めて話しかけてくるんです。そんなに英語は上手ではないので、聞き取れないこともありますが、こんなことをしたら、こんなに良くなった!ということを情熱的に話してくれるんですよね。

そのようなエネルギッシュで柔軟な姿勢で新しいことに取り組み、成果として実感している姿はとても刺激になりました。実際は、JISや環境省の告示があり、法律に則った決まったやり方がある仕事のため、改善するという意識になりにくい環境ではあります。日本とベトナムだと違う面もあるので、全く同じというわけにはいかないのですが、全員で取り組んだことや自分で考えた改善について、一人一人が取り組んだ成果なんだ、と感じてもらえるようにしたいですね。

 

横浜のラボについては、私がLEANプロジェクトマネージャー(ホスト)として同様に説明しました。参加者にはLEANの元である「トヨタがある国」というイメージがあるため、日本は取り組み年数は短くても進んでいるのではないかという期待が高いことには困りましたね。トヨタ生産方式がすべての会社に浸透しているわけではないので、参加者にそんなことはないと伝えつつ、現在までの7か月間の取り組みについて紹介しました。もちろん、ベトナムとは比べものにならないのですが、まだLEANの取り組みを始めていない国からは、この短期間ですごい進歩だ!とお褒めの言葉をいただきました。

こういったイベントは、他のラボを見て参考にできることに加えて、人とのつながりもできるため、刺激になります。
その時は、だいたい6か国のメンバーが集まってのイベントでしたね。
スペシャリストがいて、それを多くの人に伝えてプロジェクトを進めていったり、他国のラボや人とのつながりを作ることができるシステムがあるということは、個人的にはとても刺激的で良いな、と思っています。

 

 

・地道な取り組みの成果

先ほどお話ししたようなイベントや海外とのやり取りもありますが、基本的には、小さな改善の積み重ねを行うため、地道にコツコツ進めていく仕事です。
例えば、1日に数十回も行う工程があるとして、その工程内での効率化(場合によっては秒単位)を行います。且つ、実際に効率化を行うのは現場で働く方々です。実際にその場で働く方々はその道のプロなので、その工程を一番理解しています。まさにその方に効率的な方法を考えてもらい、意見交換をしながらみんなで改善進めていくのがLEANの基盤です。意見交換の活性化のために事例を紹介したり、出していただいた意見について検討したり…そのような取り組みを小さな範囲でプロジェクト化し、期限を決めてスケジュール管理しながら進めていくことで、小さな改善をたくさん積み上げていくのが私の仕事です。

普段どのような仕事をしているかを一概には言えませんが、ある1日を紹介します。出社してメールチェック後、現場で行っている業務のビデオ撮影をします。午前中はビデオ撮影で終わってしまうこともありますね。昼食後に、現場でLEANプロジェクトのワークショップを行います。およそ2時間ほどのワークショップを終えたら、午前中に撮影したビデオの映像を見ながら、どこが非効率なのかを何度も確認して炙り出していく作業を約2時間くらいやっているでしょうか。あとは、プレゼンの資料を作成して1日が終わります。

最近は少し大きめのプロジェクトである、消耗品の管理集約を実施することで、コストダウンと業務効率UPという成果を出すことができました。
もともと、消耗品は各部署で管理していたため、合計で50名くらいが携わっていた業務でした。
しかも、各部署で在庫があり、整理されず山になっているという状況だったため、消費期限があるけど使い切れないものや在庫が段ボールで数箱あるのに気付かずに注文してしまうといった無駄が生じていました。

全部署で使うものは、約1,000種のアイテムがあるため、集約して管理し、効率UPとコストダウンを図りました。
何をしたかというと、まずは現状把握からです。どのアイテムがいくつあるのか、1日の消費量はどのくらいか、発注から納品までのリードタイムはどのくらいなのか…。特にボリュームの大きいものは集中管理することにしました。専任者を設けて、台車に積んで、減ったものを補充、その際に発注も受けて管理をしていきます。最初は、エクセルなどに打ち込んでの管理でしたが、バーコード管理に変更することでミスも減り作業時間と作業者の負担が軽減しました。

もともと3か月のプロジェクトの予定でしたが、結局6か月もかかってしまいました。
しかし、専任者を設けたことで50名で管理しなくてもよくなり、アイテムの無駄も減ったためコストダウンにもつながり、さらに集約倉庫を設置したためラボの無駄なスペースも削減できました。
この成果は、Asia-PacificのLEANの先生から褒められ、LEANネットワークコールというGlobalイベントで共有したらどうか、とのお言葉をいただきました。

このLEANネットワークコールというイベントは、LEANの研修などを受けた人が参加し、TV会議等で情報共有を行うというイベントです。年に複数回あり、昨年の5Sというテーマでは、私もプレゼンターの一人として日本の取り組みを紹介しました。各国のグループ会社メンバー数百人に対して、改善点等を報告します。時差もあるため、様々なタイムゾーンに合わせて、朝と夜の2回行います。

先生からのお言葉もそうですが、自分でもLEANが進んできたことを実感できるのは嬉しいですね。

 

 

・全員参加の取り組みへの課題

LEANの思想の基盤は、人です。
各仕事を実際に行っている方がプロであり、誰よりもその仕事を理解している方自身が、自分の業務の非効率な点を考えて改善していくことで、業務が効率化していくのだと考えています。そのため、社内で意見を出し合うことが大切なんです。

しかし、急にLEANに取り組むから、あなたの業務の非効率だと思うところを教えてくれと言っても、協力しようと思わないですよね。変化に伴う負荷を嫌がる人もいると思います。しかも私は分析未経験なので、分析業務について理解しきれないことも多いと思いますし…そんな人が急に話しても受け入れられないと思います。

LEANに取り組むことは、負荷がかかるけれども、マイナスではないと信じています。納期短縮やコスト削減などの企業としてのメリットに目が行くかもしれませんが、業務の効率化を行う中で、思考が整理されたり、個人の業務時間が短縮されるということや、無理な姿勢にならないという精神的にも肉体的にも働く方々へのメリットも多くあります。
働く方々にとって、より働きやすい環境にしていきたいですよね。まずは、ラボの方々の信頼を得て、全員が意見を出し合えるような環境を作っていきたいと思います。

LEANに取り組む中で、現状の業務を分解して、何がお客様にとっての価値につながるのかを判断するために、バリューストリームマップというものを作成することがあります。
難しいのは、その業務について精通している方から全く意見が出てこないときですね。そういうときには、1時間でも2時間でも、業務をする隣で無駄を見つけたり、意見を引き出すために働きかけたりします。時には、動画を撮影して、何度も繰り返し見る中で無駄を見つけていくこともあります。こうやってラボで働く方々の業務について理解していっています。

 

 

・休日の過ごし方

休日はインコと遊ぶことでリフレッシュしています。
昔は鳥が苦手だったんですよ。くちばしが怖くて、噛まれたらやだなぁと思っていました。今こんなにインコが好きなのは、妻のおかげですね。
10年つきあって、最近入籍したんですけど、彼女はインコが好きで。一緒に住むときに飼おうという話になったんです。
ペットショップを回っていたら、人懐っこいインコがいて、撫でてほしいとすり寄ってくるんです。撫でられて喜んでいる可愛さに胸を撃たれ、1羽飼うことにしました。で、気づいたら2羽に。
癒されていますね。

 

 

・将来の夢・自分のキャリア

LEANを究めるために、スキルを磨きたいです。現状の課題として、まだ片付けをするものだと思っていたり、各部署や各業務ごとのプロジェクトが終わったら終了だと思われていたりなど、LEANについて誤解されている点もあります。それは私の力不足なので、正しく理解してもらえるように行動していくのが課題の1つですね。今は環境ラボの改善を行っていますが、今後は別のラボにも広げていきたいです。
何より1番目指しているのは、ラボの方々から頼りにされるような存在になることですね。まだまだ意見を出してもらえないことが多いので、意見をどんどん出したくなるような働きかけができるように、様々なことを学んで自分自身の力をつけていきたいです。直近では、2年の猛勉強を経て環境計量士の資格を取りました。この資格取得の勉強により、分析についての知識がついてきたと思うので、少しでもラボの方々への理解を深められるといいなと思っています。
他にも、ビジネスのゼネラルマネジメント専攻だったので、この仕事を通じてマネジメントの経験を積んで、将来は皆さんから頼られる管理職になりたいですね。

 

・メッセージ

やりたいことを見つけることが大事だと思います。私はもともと専攻も違いますし、前職は家電量販店の販売員です。この会社に入ってからも、社長秘書や人事総務、ASMなど様々な部署で仕事をしてきました。変化していくことは好きですし、様々なことに取り組むのも悪くはないのですが、大学卒業当初からLEANをやっていたら、習得しているスキルは今とは全く違い、できることがもっとあったと思うんです。
だからこそ、ノープランで動くよりは、ビジョンをもって行動することが大事だと思っています。

 

※本記事はインタビュー時の役職を掲載。現在Sさんはマネージャーに昇格、更に仕事の幅を拡げ、活躍されています。

 

 

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