環境ホルモン分析

環境ホルモン分析

ユーロフィン日本環境では外因性内分泌攪乱化学物質調査暫定マニュアル(環境省)に基づく環境ホルモン分析を承っています。河川水、海水、底質の他、下水放流水や汚泥も調査分析可能です。GC/MS、LC/MS/MSなどを使用した高精度の極微量分析を実現しています。

環境ホルモンとは

「環境ホルモン」とは、学術用語として「外因性内分泌攪乱化学物質」と言いますが、日本でマスコミその他が「環境ホルモン」と言う言葉を使いだし最近では外国でもこの言葉を使いはじめている様です。

「環境ホルモン」とは:「ホルモン類似作用をもち、人及び生物の生殖と発育という基本的な生 物の生存条件に影響を与える可能性が懸念されている化学物質」の事です。平成8年1月に米国で出版された「奪われし未来」という本にも取り上げられてお り、その序文においてゴア米国副大統領が、かなりの数のホルモン類似の人工的化学物質がデリケートな生物のホルモンシステムに影響を与えている可能性を指摘し、これらの化学物質がどの程度の影響を与え、また、このようなホルモン類似の作用を持つ化学物質がどれほど存在するか、我々や子供たちがどれだけこのような物質に暴露されているか研究努力を拡大しなければならないと指摘しています。

どんな物質がこの「ホルモン類似の作用を持つ」か?については世界的に極めて部分的な知識しか蓄積されておらず、いろいろな現象や実験の結果現在少なくとも約65種の化学物質は、注意を払う必要があるとされています。
これらの化学物質には、下記の表に示す様にダイオキシン、PCBをはじめとして各種農薬、船底塗料、難燃剤、合成樹脂原料、プラスチックの可塑剤、重金属類その他、と従来それほど注意を払わずに使用してきた巾広い物質群までが含まれています。

外因性内分泌撹乱物質 (環境省が定める65項目)
番号 物 質 名 用 途 規 制 等
01 ダイオキシン類 (非意図的生成物) 大防法、廃掃法、POPs
02 ポリ塩化ビフェニール類(PCB) 熱媒体、ノンカーボン紙、電気製品 74年化審法一種、72年生産中止、水濁法、海防法、廃掃法、地下水・土壌・水質の環境基準、POPs
03 ポリ臭化ビフェニール類(PBB) 難燃剤
04 ヘキサクロロベンゼン(HCB) 殺菌剤、有機合成原料 79年化審法一種、わが国では未登録、POPs
05 ペンタクロロフェノール(PCP) 防腐剤、除草剤、殺菌剤 90年失効、水質汚濁性農薬、毒劇法
06 2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸 除草剤 75年失効、食品衛生法
07 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸 除草剤 登録
08 アミトロール 除草剤、分散染料、樹脂の硬化剤 75年失効、食品衛生法
09 アトラジン 除草剤 登録
10 アラクロール 除草剤 登録、海防法
11 シマジン 除草剤 登録、水濁法、地下水、土壌、水質環境基準、水濁性農薬、廃掃法、水道法
12 ヘキサクロロシクロヘキサン、エチルパラチオン 殺虫剤 ヘキサクロロシクロヘキサンは71年失効・販売禁止、エチルパラチオンは72年失効
13 カルバリル 殺虫剤 登録、毒劇法、食品衛生法
14 クロルデン 殺虫剤 86年化審法一種、68年失効、毒劇法、POPs
15 オキシクロルデン クロルデンの代謝物
16 trans-ノナクロル 殺虫剤 ノナクロルは本邦未登録、ヘプタクロルは72年失効
17 1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン 殺虫剤 80年失効
18 DDT 殺虫剤 81年化審法一種、71失効・販売禁止、食品衛生法、POPs
19 DDEandDDD 殺虫剤(DDTの代物謝) わが国では未登録
20 ケルセン 殺ダニ剤 登録、食品衛生法
21 アルドリン 殺虫剤 81年化審法一種、75年失効、土壌残留性農薬、毒劇法、POPs
22 エンドリン 殺虫剤 81年化審法一種、75年失効、作物残留性農薬水質汚濁性農薬毒劇法、食品衛生法、POPs
23 ディルドリン 殺虫剤 81年化審法一種、75年失効、土壌残留性農薬、毒劇法食品衛生法、家庭用品法、POPs
24 エンドルスファン(ベンゾビエン) 殺虫剤 毒劇法、水質汚濁性農薬
25 ヘプタクロル 殺虫剤 86年化審法一種、75年失効、毒劇法、POPs
26 ヘプタクロルエポキサイト ヘプタクロルの代謝物
27 マラチオン 殺虫剤 登録、食品衛生法
28 メソミル 殺虫剤 登録、毒劇法
29 メトキシクロル 殺虫剤 60年失効
30 マイレックス 殺虫剤 わが国では未登録、POPs
31 ニトロフェン 除草剤 82年失効
32 トキサフェン 殺虫剤 わが国では未登録、POPs
33 トリブチルスズ 船底染料、漁網の防腐剤 90年化審法(TBTOは第一種、残り13物質は第二種)、家庭用品法
34 トリフェニルスズ 船底染料、漁網の防腐剤 90年化審法二種、90年失効、家庭用品法
35 トリフルラリン 除草剤 登録
36 アルキルフェノール(C5からC9)ノニルフェノール、4-オクチルフェノール 界面活性剤の原料/分解生成物、界面活性剤の原料/分解生成物 海防法
37 ビスフェノールA 樹脂の原料 食品衛生法
38 フタル酸ジ-2-エチルヘキシル プラスチックの可塑剤 水質関係要監視項目
39 フタル酸ブチルベンジル プラスチックの可塑剤 海防法
40 フタル酸ジ-n-ブチル プラスチックの可塑剤 海防法
41 フタル酸ジシクロヘキシル プラスチックの可塑剤
42 フタル酸ジエチル プラスチックの可塑剤 海防法
43 ベンゾ(a)ピレン (非意図的生成物)
44 2,4-ジクロロフェノール 染料中間体 海防法
45 アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル プラスチックの可塑剤 海防法
46 ベンゾフェノン 医療品合成原料、保香剤等
47 4-ニトロトルエン 2,4ジニトロトルエンなどの中間体 海防法
48 オクタクロロスチレン (有機塩素系化合物の副生成物)
49 アルディカーブ 殺虫剤 わが国では未登録
50 ベノミル 殺虫剤 登録
51 キーポン(クロルデコン) 殺虫剤 わが国では未登録
52 マンゼブ(マンコゼブ) 殺虫剤 登録
53 マンネブ 殺虫剤 登録
54 メチラム 殺虫剤 75年失効
55 メトリブジン 除草剤 登録、食品衛生法
56 シペルメトリン 殺虫剤 登録、毒劇法、食品衛生法
57 エスフェンバレレート 殺虫剤 登録、毒劇法、
58 フェンバレレート 殺虫剤 登録、毒劇法、食品衛生法
59 ペルメトリン 殺虫剤 登録、食品衛生法
60 ビンクロゾリン 殺虫剤 98年失効
61 ジネブ 殺虫剤 登録
62 ジラム 殺虫剤 登録
63 フタル酸ジペンチル わが国では生産されていない
64 フタル酸ジヘキチル わが国では生産されていない
65 フタル酸ジプロピル わが国では生産されていない

*備考(1)上記中の化学物質のほか、カドミウム、鉛、水銀も内分泌撹乱作用が疑われている。

環境ホルモンリンク集

環境省:化学物質の内分泌かく乱作用について
財団法人日本学校保健会:内分泌かく乱物質問題情報提供
神奈川県環境科学センター
東京都環境局:内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)対策

環境ホルモン分析 お問合せ
環境ホルモン分析費用のお見積もりや調査のご依頼などはこちらの各事業所までお問合せ下さい。
によって更新: JHYA
最後に更新した: 2015年7月21日